マカオの17年度財政収支、約5300億円の黒字に…対前年86.2%増=カジノ税収アップが寄与

マカオ政府財政局が3月5日付で公表した最新の財政収支データ(暫定値)によれば、昨年度(2017年1〜12月)の歳入は前年から15.3%増の1180億6920万パタカ(日本円換算:約1兆5510億円)だった。

このうち、ゲーミング(カジノ等のギャンブル)税収は18.2%増の939億6170万パタカ(約1兆2343億円)、歳入に占めるゲーミング税の割合は79.6%。

マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、以降、今年2月まで19ヶ月連続で対前年プラスを維持している。通期のゲーミング税収が前年を上回るのは3年ぶり。

一方、歳出は3.8%減の776億9270万パタカ(約1兆0206億円)にとどまった。

財政収支は86.2%増の403億7660万パタカ(約5304億円)に達した。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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