香港・屯門とマカオの結ぶ新航路、1月中開設へ=所要時間35〜40分

香港とマカオを結ぶ高速船サービス「ターボジェット」が今月(1月)中にも香港・新界地区の屯門フェリーターミナルとマカオの外港フェリーターミナル新路線を開設する見通しという。

屯門は香港の西北部に位置し、新界地区最大の住宅地域であるほか、香港国際空港や中国・シンセンとの出入境ゲートにも近い。

ターボジェットが先に発表した運航計画によると、所要時間は35〜40分を予定しており、既存の香港島(上環)や九龍半島(尖沙咀)とマカオを結ぶ路線と比較して20〜25分短い。開設当初3ヶ月間は午前7時から午後6時までの間に4往復、その後、午後10時まで延長し、30分間隔での運航を計画している。

昨年(2015年)10月、ターボジェットの親会社にあたる信徳(シュンタック)グループ傘下の港澳飛船公司が香港・屯門フェリーターミナルの7年間に渡る管理・運営権を香港特別行政区政府から獲得したことを受け、同港と珠江デルタに位置するマカオや中国・広東省の主要港との間を結ぶ新航路を段階的に拡充していく考えを示していた。

手前がターボジェットの高速船(資料)=香港島・上環のフェリーターミナルにて本紙撮影

手前がターボジェットの高速船(資料)=香港島・上環のフェリーターミナルにて本紙撮影

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