輸出入ともに増―11月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は27日、2012年11月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年比6.1%増6.9億パタカ、輸入は同6.2%増の64.1億パタカで輸出入ともに増加傾向。なお、11月の貿易赤字は57.2億パタカとなった。

2012年1~11月の合計は輸出が前年同期比19.9%増の74.8億パタカ、輸入は同15.4%増の644.7億パタカ。同期間の貿易赤字は569.9億パタカ。

2012年1~11月の輸出先のうち、香港が37.8億パタカ、中国本土が12.4億パタカでそれぞれ前年同期比37.4%、25.1%の大きな伸び、逆に米国が4.7億パタカ、EUが2.8億パタカで同6.5%、18.2%の減となった。

同期間の輸入元については中国本土の209.4億パタカ、EUの151.9億パタカがそれぞれ前年同期比22.6%、9.1%増。品目では消費財が394.4億パタカで14.2%増となり、そのうちゴールド製ネックレスが69.1億パタカで17.6%増、腕時計が46.9億パタカで33.4%増、小型車及びオートバイが29.9億パタカで17.6%増。消費財ではタバコ及びシガーが4.4億パタカで40.4%の大幅下落。この他、資本財の輸入が118.5億パタカとなり、23.0%増。

今年1~11月の対外商品貿易総額は719.5億パタカに達し、前年同期間の620.9億パタカから15.9%の増となった。

なお、マカオの商品輸入総額に占める日本の割合は10.0%(2012年第3季)。

消費財の大半を輸入に頼る(写真はイメージ)―本紙撮影

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