横琴延伸来年着工へ―広珠都市間鉄道

2013年元旦に広州南と珠海(拱北)の間で全線開通を予定している広珠都市間鉄道(廣珠城際鐡路)について、来年上半期にも珠海(拱北)から横琴新区を経由して珠海空港に至る延伸部の建設工事に着手する方向であることがわかった。

28日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。広珠都市間鉄道会社責任者の龔偉氏によると、珠海(拱北)から横琴新区を経由して珠海空港に至る39.487キロメートルの延伸線について、2013年上半期にも着工する見通しを示した。湾仔北、湾仔、十字門、金融島、橫琴、長隆公園、三灶、珠海空港の8駅を新設予定で、横琴駅ではマカオ新交通システム(LRT)の延伸部と接続する見通し。

なお、延伸部の工事は2期に分けて進める考えで、2珠海(拱北)から長隆公園までの第1期の開業予定は2015年とのこと。

延伸計画が具体化したことに伴い、今後横琴新区の駅周辺の開発が急ピッチで進むとみられるとともに、マカオLRTの横琴延伸計画時期にも影響を与えると予想される。横琴駅での広珠都市間鉄道とマカオLRTの同駅乗り継ぎが実現すれば、コタイ地区へのアクセスが格段に向上するため、同地区に大きな恩恵をもたらすものといえる。

開発が進む横琴新区(写真はイメージ)―本紙撮影

開発が進む横琴新区(写真はイメージ)―本紙撮影

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