ソウル発香港行きキャセイ航空機内で自殺未遂事件

今月(4月)23日午後、韓国・ソウル発香港行きのキャセイパシフィック航空(CX)411便の機内で南アジア系の乗客による自殺未遂事件が発生した。

マカオの日刊紙澳門日報が4月25日付紙面で香港中通社電(24日)を引用して報じた記事によると、同機が香港国際空港への着陸態勢に入っていた香港時間午後6時頃、フライトアテンダントが乗客からトイレに行きたいと告げられた際に拒否したところ、突然この男がトイレに駆け込んで鍵を閉めたという。

その後、フライトアテンダントが機長に連絡し、予備の鍵を使ってトイレのドアを開けたところ、乗客が首から血を流しており、ドアの上に血で染まった靴ひも、キャビネットにも血の跡が付着した状態だった。乗客はトイレから飛び出そうと試みたが、乗員らが阻止した上で警察に通報。着陸後、男はすぐに救急車で病院へ搬送され、すでに治療を終えて退院したとのこと。

キャセイパシフィック航空の広報担当は、すでに警察が当該事件の調査を行っているため、より詳細な情報は提供できないとした。なお、警察は現場から遺書のようなものは見当たらなかったとしている。

香港国際空港(資料)—本紙撮影

香港国際空港(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  2.  マカオ政府地球物理気象局(SMG)は5月3日、今年(2024年)4月の天気レビューを発表。 …
  3.  国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は5月3日にマカオで会見を開き、今年(2024年…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が5月2日に公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月前半の住宅…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun