マカオ、映画ロケ申請窓口を一本化へ

マカオ政府文化産業委員会は4月28日、今年度初めてとなる全体会議を開催。会議の中で、文化局が映画ロケ申請窓口の一本化を図るプランを披露し、早ければ今年(2017年)5月にもテスト導入することを明らかにした。

プランの内容は、マカオの街中で映画ロケを計画している申請者に対し、文化局がコンサルティングサービスを提供し、ロケ実施に必要となる申請書類をワンストップで受け付け、政府関連部門に転送。審査結果などについては、各部門から申請者に直接回答するかたちとし、各部門における審査の進捗状況が一覧できる専用ウェブサイトを用意するというもの。

今の段階で文化局が申請書類を転送可能な政府部門は旅遊局、体育局、海關(税関)、消防局、治安警察局、司法警察局、交通事務局、民航局、海事・水務局の9部門。文化局によれば、現在、映画ロケ実施にあたって申請書類の提出が必要となる政府部門の数は最大で12に上るとのこと。

文化産業委員会全体会議の様子=2017年4月28日、マカオツーリズムアクティビティセンター(写真:GCS)

文化産業委員会全体会議の様子=2017年4月28日、マカオツーリズムアクティビティセンター(写真:GCS)

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