交通系ICカード「マカオパス」10周年…累計発行枚数260万枚に=街ナカ利用は1割

マカオの交通系ICカード「マカオパス(澳門通)」が登場してから今年(2017年)で10周年となる。

運営会社が4月28日に開催したイベントの中で明らかにした内容によると、マカオパスの累計発行枚数は約260万枚に達したとのこと。1日あたりの利用件数は延べ60万回に上り、交通機関(公共路線バス)を除く街ナカ利用は総利用件数のおよそ1割を占める。

マカオパスは当初こそ路線バスの運賃支払い手段としての利用が中心だったが、街ナカにおける読み取り端末設置スポットの普及に伴って電子マネーの利用シーンが増えている。目下、コンビニ、スーパー、飲料自販機、公共駐車場、役所の窓口など、40業種の6000箇所に読み取り端末が設置されているという。

マカオの公共路線バスでは、マカオパスを使用することで運賃の割引、乗り継ぎ割引が適用されるといった特典もある。

マカオの面積は約30平方キロ、人口は約65万人、年間訪マカオ旅客数は約3000万人。

「マカオパス」のイメージ(資料)—本紙撮影

「マカオパス」のイメージ(資料)—本紙撮影

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