マカオ国際空港が港珠澳大橋マカオ側イミグレーションビルに「エクスプレス・リンク」施設を開設へ

マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の昨年(2018年)の年間旅客数が対前年15%増、開港以来最多となる延べ826万人を記録した。

マカオ国際空港運営会社にあたるCAMの馬有恒会長は1月25日に開催したプレスイベントにおいて、今年(2019年)第1四半期にも港珠澳大橋マカオ側イミグレーションビル内に「エクスプレス・リンク」施設を開設するとの見通しを明らかにした。

エクスプレス・リンクは中国本土及び香港とマカオの出入口となる海と陸のイミグレーションとマカオ国際空港の制限エリアの間を専用バスで結ぶサービス。マカオ出入境手続きを省略できるため通関にかかる時間と手間が節約できる。海空連絡の場合、香港・上環のフェリーターミナルではインタウンチェックインも可能だ。

港珠澳大橋マカオ側イミグレーションビル内に新設するエクスプレス・リンク施設は400平米のロビーを擁し、陸空連絡の旅客向けにインタウンチェックインサービスを提供するとのこと。

このほか、広東省の中山市、江門市にマカオ国際空港サービスセンターも近くサービスインできる見込みで、珠江西岸方面の旅客に対する利便性向上を図ることができるとした。

マカオ国際空港(資料)-マカオ・タイパ島(写真:AACM)

マカオ国際空港(資料)-マカオ・タイパ島(写真:AACM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ歴史市街地区の中心に位置する新馬路に面して建つ「新中央ホテル(Hotel Central)…
  2.  マカオでは、「外僱」と呼ばれる海外(中国本土・香港・台湾を含む)からの労働者が多く就労しており、…
  3.  近年、マカオでは新興埋立地のコタイ地区及びマカオ半島の新口岸地区を中心に大型カジノIR(統合型リ…
  4.  マカオ政府統計・センサス局は4月29日、今年(2024年)3月の商品貿易統計を公表。  今…
  5.  バレーボールの国際大会「女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024」が(2024年)5…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun