マカオ、端午節3連休の出入境旅客数1割増の約174万人…インバウンド旅客は3割増の約40万人

マカオは面積約30平方キロ、人口約66万人(海外労働者約18万人含む)の小さな都市だが、昨年のインバウンド旅客数は年間延べ3580万人超に達した。訪マカオ旅客数に占める中国本土旅客の割合はおよそ7割となっている。

マカオ治安警察局は6月10日、中国本土や香港で3連休となった端午節ホリデー(6月7〜9日、金〜日曜)の出入境統計を公表。

3日間合計の出入境者数はから174万人(延べ、以下同)で、前年同時期(2018年6月16〜18日、土〜月曜)から12.7%の増だった。イミグレーション施設別では、マカオ半島北部の關閘経由が124万人で最も多かった。前年対比の増加率が最大だったのはマカオ国際空港で、17%増。また、昨年10月にオープンしたばかりの港珠澳大橋マカオ側イミグレーション経由は14.7万人に上った。

入境者のうちインバウンド旅客に限ると、前年同時期から23.6%増の39.7万人。イミグレーション施設別では、關閘経由が28%増の20.6万人。このほか、マカオ国際空港、コタイがそれぞれ22.2%、18.4%の増だった。

3連休中、關閘では繁忙時間帯となる午後4時から8時まで、自動車用審査ゲートの一部に臨時出境審査場を設けて混雑緩和対応を実施したとのこと。各イミグレーション施設とも、対前年で痛感人数が増加したが、人の流れはスムーズで、秩序も良好だったとした。

端午節3連休中の關閘イミグレーション施設の様子(写真:マカオ治安警察局)

端午節3連休中の關閘イミグレーション施設の様子(写真:マカオ治安警察局)

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