香港、新型コロナ新規感染確認が今月4度目のゼロに…市中感染確認42日連続ゼロ=7/19

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日には検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)があった。

 香港政府の発表によれば、7月19日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は輸入性を含めてゼロだったとのこと。香港における新規感染確認ゼロは2日ぶりで、今月4度目。市中感染確認は42日連続ゼロとなった。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は10人以下で、これまでのところすべて輸入性という。

 香港における過去14日間(7月5日〜18日)累計の新規感染確認は16人で、内訳は輸入性が15人、輸入関連性が1人。ここまでの累計感染確認数は1万1959人(擬似事案1人含む)。

 香港の7月18日午後8時時点のワクチン接種率は41.4%(1回目の接種完了)、29.5%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は482万6787回、1日あたり接種回数は5万5296回(7日移動平均値6万1421回)。

 香港政府はマカオ及び広東省との間で往来制限緩和(隔離制限免除での往来)の実現に関する協議を進めているとしているが、これまでのところ具体的なスケジュール等に関する詳細は明らかにされていない。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

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