マカオのカジノIR運営大手サンズチャイナが9年連続で衛生キット制作…CSRの一環、累計約32万セット寄付

 マカオのカジノIR(統合型リゾート)運営大手サンズチャイナ社は12月21日、従業員と現地ボランティアが国際NPO(非営利団体)クリーン・ザ・ワールドと協力して衛生キット制作、寄付する国際社会貢献(CSR)活動を行ったと発表。

 同月12日、同社が運営するIR「ヴェネチアンマカオ」のコタイエキスポホールに従業員と地元ボランティアら約250人が集まり、2万8500セットの衛生キットを制作したとのこと。衛生キットはエコバッグの中にシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、歯磨きセット、石鹸とメッセージカードが入っており、このうち石鹸はホテル客室から回収した使用済み石鹸を消毒処理の上でリサイクルしたものという。今回制作した衛生キット2万8500セットはチルドレン・インターナショナルを経てフィリピンに寄付される予定。

 同社はこれまでに同様の活動を9年連続で実施し、衛生キットの累計制作数は32万8000個に上るとした。

衛生キットの制作のため集まったサンズチャイナの従業員ら(写真:Sands China Limited)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun