マカオ〜香港間の港珠澳大橋シャトルバスが1日25往復体制まで増便…実名購入制撤廃

 マカオでは、昨年12月初旬から事実上のウィズコロナに転換となり、各種防疫措置の緩和が一気に進んでいる。すでに香港・台湾を含む海外からの入境時の隔離検疫は撤廃され、香港との間では隔離検疫免除での日帰り往来も可能な状況だ。

 これを受け、マカオと香港の間の交通アクセスにも運航再開や増便の動きがみられる。

 陸路の主要なアクセス手段にあたる港珠澳大橋のシャトルバス(通称:金巴)香港〜マカオ線については、すでに1日平均約25往復まで増便されている。ただし、深夜及び早朝の便は現時点でも運行再開していない。

 金巴の香港〜マカオ線の乗車券は、これまで実名登録制での事前予約購入に限られていたが、1月5日から実名購入制は撤廃となり、チケットカウンターでの乗車券販売も再開された。需要が旺盛で、満席となる便もあることから、利用にあたっては事前予約しておくのがベターといえる。

 港珠澳大橋経由で香港マカオの市街地間を結ぶ高速バス「港澳快線(HK-MO EXPRESS)」についても、すでに運行が再開されている。

 マカオと香港の間の海路のアクセス(高速船)については、タイパフェリーターミナルと香港国際空港スカイピアを結ぶエアポート路線が一部運航再開済み。マカオと香港の市街地を結ぶ路線については、近日中にも一部再開の見込みとされている。

車体の色から金巴(ゴールドバス)と呼ばれる港珠澳大橋シャトルバス(資料)=本紙撮影

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