マカオ、五・一GW2日目のインバウンド旅客数は13.4万人…2日間累計24.3万人

 観光都市マカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節)ゴールデンウィークを迎えている。

 マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では4月29日から5月3日までの5連休となり、期間中のインバウンド旅客数の動向に注目が集まっている。

 マカオ治安警察局が5月1日未明に発表した最新統計によれば、五・一GW2日目にあたる4月30日のインバウンド旅客数は延べ(以下同)13万3911人だったとのこと。初日(同月29日)の10万9196人を約2万人上回った。2日間累計では24万3107人、単日平均12万1554人。

 なお、マカオ政府旅遊局は五・一GW期間中のインバウンド旅客数の事前予想値として単日7万人超と発表していたが、これまでのところ大きく上振れして推移している。

 4月30日、市内の観光名所周辺は多くの旅客で賑わった。中でも、マカオ半島の旧市街地にある世界遺産・聖ポール天主堂跡一帯では本GW期間中初めて人流管理措置が講じられた。このほか、タイパ島のタイパヴィレッジも顕著な混雑が見受けられた。

 マカオにとって第二の旅客ソースとなる香港の連休はきょう(5月1日)までで、明日以降はインバウンド旅客数も落ち着くものと予想される。

 マカオでは昨年末から事実上のウィズコロナへの転換が進み、水際措置についても大幅緩和されたことを受け、今年に入って以降、インバウンド旅客数が急回復し、勢いを持続している状況。

五・一GW2日目にあたる4月30日の聖ポール天主堂跡周辺の様子(写真:GCS)

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