マカオ、近日の新型コロナ感染者のうち再感染は1%以下

 マカオでは今年(2023年)1月8日から完全ウィズコロナ政策に移行しており、すでに大半の防疫措置が撤廃または大幅緩和となっている。

講演に臨むマカオ政府衛生局の羅奕龍局長(資料)=2023年5月12日(写真:マカオ理工大学)

 マカオ政府衛生局の羅奕龍局長は5月13日、マカオ理工大学で開催された国際看護カンファレンスに出席した際、近日は呼吸器系の症状で救急外来を受診する患者数が増加傾向にあるが、新型コロナ感染者については大部分が初めて感染したケースで、再感染は1%以下とコメント。現在マカオで流行しているのはオミクロンXBBとした。

 羅氏によれば、マカオ市中で新型コロナの大規模流行が出現してから約半年が経過し、集団免疫の低下による感染例の出現は予想の範囲内であり、治療薬及び抗ウイルス薬とも充足しており、市内の薬局でも風邪薬や解熱剤の在庫は十分に確保できている中、過度な心配は必要ないとのこと。ただし、高齢者や慢性疾患を持つ人については用心し、医師の診断を受けるよう呼びかけた。

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は5月2日、各イミグレーション施設で手荷物検査の強化を図り、違法な運搬活動…
  2.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は5月2日夜、マカオ域内で今年(2024年)2人目の輸入性デング熱感染…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月30日、同月29日にマカオ半島北部・關閘エリアの商業ビル、如意閣商場…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun