マカオカジノ監理当局が冬のホリデーシーズン控えパトロール強化

 マカオ政府ゲーミング(カジノ)監察協調局(DICJ)は12月19日、冬のホリデーシーズンを控え、多くのインバウンド旅客が見込まれる中、マカオにおけるカジノの秩序ある運営の確保、21歳未満のカジノ入場予防、またカジノ内における違法行為の防止を目的として、カジノ施設に対するパトロールを強化して臨んでいることを明らかにした。

 同局はカジノ業界に対し、冬のホリデーシーズン中に大勢の来場が見込まれることから、万全の準備を整え、スタッフの対応力の向上に努めるとともに、関連法規及びコンセッション(カジノ経営権契約)要件の遵守を徹底するよう注意喚起したという。

マカオカジノ管理当局によるカジノ施設に対するパトロールの様子(写真:DICJ)

 同局では、従来通り法律に基づく監察任務を遂行し、通常監察に加えてターゲットを絞った特別パトロールや監査を実施することで、マカオのカジノ産業の健全で秩序ある発展を確かなものにしていくとした。

 このほか、マカオ半島・中華広場にある同局オフィスについては、公休日にあたる12月20〜25日にかけて対外サービスをクローズするが、期間中も24時間体制で監察官をカジノ施設に駐在させており、カジノからの隔離申請を提出したい場合は同月23日からレスポンシブルゲーミング情報端末を使ってセルフで手続きすることができるとのこと。

マカオカジノ管理当局によるカジノ施設に対するパトロールの様子(写真:DICJ)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオ…
  2.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  3.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun