バス車内で小型充電器爆発―警察、偶発事故と判断

7月21日午後、マカオのイーリャ・ベルデ・バスターミナル(青洲總站)からフェレイラ・アマラル広場(亞馬喇前地)へ向かっていた新時代バス28BX系統の車内で爆発が発生。運転手が乗客を非難させ、消火器を使って対応したという。負傷者はいない。司法警察局の調べによると、小型充電器の爆発とみられ、偶発的な事故であるとの判断。

爆発はイーリャ・ベルデ・バスターミナルを出発して間もなく後部座席付近で発生したという。現場検証でスマホ用の小型充電器の一部とみられる破片が数多く発見されたことから、乗客が落としたまま床に残された充電器が、エンジンに近く高温になっていた床で熱せられたことが爆発の原因とされている。

28BX系統で採用されているのは中国・宇通客車製のミニバスで、車輌後部にエンジンのあるタイプ。

マカオでもスマホやタブレット端末の普及に伴い、小型充電器を携帯するのが一般化している。今回の事件により取り扱いに注意が必要なことを広く市民に知らせるきっかけとなった。

中国本土では最近テロと見られるバス爆発事件が相次いでいる。

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