密輸タバコ販売店一斉摘発、8万7千本押収—マカオ税関

マカオ税関は9月12日、8月27日から9月8日までの間に関税未払いの密輸タバコ撲滅キャンペーンを展開したことを明らかにした。マカオ半島のカジノホテルが建ち並ぶ新口岸、皇朝地区一帯のタバコ販売店など19店舗に立入検査を行い、このうち7店舗で密輸タバコが見つかったという。

今回のキャンペーン期間中に税関が押収した関税未払いの密輸タバコは8万7千本、小売価格にして約46万パタカ(日本円換算:約620万円)相当、本来納税すべき関税は4万3千パタカ(約58万円)以上になるという。密輸タバコ販売店の責任者の供述によると、中国本土で購入したタバコを自身で、または水客と呼ばれる個人営業のクロスボーダー運搬サービスを利用してマカオへ持ち込み、店舗で販売していたものという。押収されたタバコの大半が中国本土ブランドだった。

税関では、今後も密輸タバコの販売、輸送に対する摘発を続けていくとし、販売店に対して法令遵守をあらためて呼びかけている。

税関が押収した関税未納の密輸タバコ(写真:澳門海關)

税関が押収した関税未納の密輸タバコ(写真:澳門海關)

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