マカオ11月消費者物価指数6.12%上昇=住居、外食費アップ

マカオ政府統計調査局は12月19日、今年(2014年)11月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は103.15となり、対前年6.12%の上昇。住居費と外食費の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住居及び燃料費の11.75%、食品及び非アルコール飲料の6.30%で、医療の5.42%、主に家賃、外食費、診療費の上昇に伴うもの。一方、通信価格指数は0.02%の軽微な下落。

今年11月のCPIは前月との比較で0.46%上昇。女性用衣服価格、診療費の上昇を受け、衣類・履物、医療指数がそれぞれ2.20%、1.84%上昇。一方、タバコやゴールドジュエリー価格の下落から、タバコ・アルコール飲料、雑貨価格指数はそれぞれ1.30%、0.57%の下落となった。このほか、LPG及びガソリン価格も下落に転じており、上昇幅の一部を相殺した。

今年11月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して6.06%上昇。うち住居及び燃料、食品及び非アルコール飲料がそれぞれ11.86%、6.16%上昇。一方、通信価格指数は0.45%の下落だった。

今年1〜11月の消費者物価平均指数は前年同期比6.09%上昇。

マカオ半島の中心エリア(写真はイメージ)—本紙撮影

マカオ半島の中心エリア(写真はイメージ)—本紙撮影

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