超高級車があふれるマカオ=人口60万人の街にロールス・ロイスなど1000台超

1人あたりGDPがアジア最高となったマカオでは、ロールス・ロイスやベントレーなどの高級乗用車を見かける機会も多い。今回、その具体的な数が明らかになった。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が2月9日付電子版で報じた。マカオ政府交通事務局が発表した自動車関連統計によると、昨年(2014年)9月時点でマカオの道路を走っている乗用車約10万5000台のうち、ベントレーが523台、ロールス・ロイスが250台、マセラティが158台、フェラーリが131台、ランボルギーニが106台だったという。ここで挙げた超高級車ブランドだけで1168台となり、マカオで走る乗用車全体のおよそ100台に1台にあたる。

マカオでは、カジノ付きIR(統合型リゾート)施設やVIPルームを運営するカジノ仲介業者が高級乗用車を送迎車として採用する例も多い。

マカオの面積は山手線の内側の面積のおよそ半分の30.3平方キロメートル、道路総延長は約450km、人口は約60万人。2014年には年間3150万人の旅客が訪れ、年間カジノ売上5兆円を誇る世界最大のカジノ都市。

マカオのカジノ付きIR(統合型リゾート)施設「ウィンマカオ」の駐車場に並ぶロールス・ロイスの送迎車(資料)—本紙撮影

マカオのカジノ付きIR(統合型リゾート)施設「ウィンマカオ」の駐車場に並ぶロールス・ロイスの送迎車(資料)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  2.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は5月2日夜、マカオ域内で今年(2024年)2人目の輸入性デング熱感染…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月30日、同月29日にマカオ半島北部・關閘エリアの商業ビル、如意閣商場…
  5.  マカオでは、5月1日から新増訂版の「食品添加物使用基準」が適用開始となった。  食品安全行…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun