マカオVIPカジノ大手の友権G、4月ローリングチップ売上71%減

マカオのVIPゲーミングプロモーター(ジャンケットオペレーター)大手の一角にあたる友権(ヤオクン)グループホールディングスの今年(2015年)4月のローリングチップ売上が前年同月比71%の大幅減となる約5億米ドル(日本円換算:約600億円)にまで落ち込んだという。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が5月7日付電子版で報じた。なお、1-4月の累計でも前年同期比58%減の約27億米ドル(約3240億円)となっている。

マカオ全体の月次カジノ売上は、昨年(2014年)6月から今年4月まで11ヶ月連続で前年割れとなっている。今年1-4月の累計では37.1%減で、4月に限ると38.8%減。マカオのカジノ売上減の理由として、中国本土富裕層を中心としたハイローラーと呼ばれるVIPカジノ客の流出が指摘されている。

友権グループホールディングスはマカオの5つの大型カジノ施設(スターワールド、ギャラクシーマカオ、サンズコタイセントラル、シティ・オブ・ドリームズ、ルアーク)内にVIPルームを展開している。

友権グループホールディングスが展開するVIPルームが入る大型カジノ施設ギャラクシーマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

友権グループホールディングスが展開するVIPルームが入る大型カジノ施設ギャラクシーマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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