マカオ警察、カジノ周辺で浄化作戦展開=89人拘束、違法融資活動従事の疑い

マカオ治安警察局は6月9日、直近の週末にあたる6日夜、カジノ施設が密集する新口岸エリア周辺において、違法融資活動に対する一斉取り締まりを実施したことを明らかにした。同局によると、同日午後5時半から8時半までの間に、上述活動に従事していた疑いで89人を拘束したという。

マカオでは、カジノ内外においてギャンブラーに声掛けし、法外な利息でカジノチップを貸し付けるなどの行為が見受けられ、返済をめぐるトラブルや、返済不能に陥った債務者が監禁される事件などが頻繁に発生している。

警察当局では、カジノ施設周辺の治安維持に全力で取り組む姿勢を示しており、今後も犯罪抑止のための取り締まりを継続実施していくとしている。

マカオ治安警察がカジノ密集エリアで違法融資活動に対する一斉取り締まりを実施=6月6日、マカオ・新口岸(写真:澳門治安警察局)

マカオ治安警察がカジノ密集エリアで違法融資活動に対する一斉取り締まりを実施=6月6日、マカオ・新口岸(写真:澳門治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun