広東省衛生当局、韓国人MERS感染者と密接接触者75人全員に対する隔離解除を通達
- 2015/6/11 17:24
- 香港・大湾区
先月(5月)26日、MERS(中東呼吸器症候群)に感染した44歳の韓国人男性が香港を経由して中国広東省恵州市へ移動した事案に絡み、広東省内でこの男性と同じ空間にいたなどして密接接触者に認定され、医学観察措置の対象となっていた75人について、6月11日に全員が隔離解除となった。
マカオの政府系放送局TDMが6月11日午後のラジオニュースで報じた内容によると、広東省衛生・計画生育委員会は同日、いずれの密接接触者にも体調不良は見受けられず、2回実施した検査結果も陰性であったことから、隔離解除を通達したとのこと。また、密接接触者は同省恵州市、東莞市、シンセン市、珠海市で隔離されていたことも明らかとなった。
また、韓国人MERS感染者が入院している病院のある恵州市疾病管理部門では、感染者の治療に当たった医療スタッフ約100人に対する検査実施し、結果待ちの段階という。