韓国MERS、換気システム欠陥が院内感染拡大招く=WHO調査団と現地視察の香港専門家が指摘

韓国においてMERS(中東呼吸器症候群)の感染が拡大しているが、その大半が医療施設内で拡散したものであることがわかっている。

マカオの政府系放送局TDMが6月16日午後のラジオニュースで報じた内容によると、今月(6月)初めにWHO(世界保健機関)調査団に同行して韓国を視察した香港中文大学医学部呼吸器科の許樹昌教授は、韓国の医療施設では病室の換気システムに欠陥が見受けられたこと、入院患者のフロア間移動が常態化していることが院内でウイルスが拡散した要因であると指摘。

また、複数の医療機関に感染が拡大していることについては、韓国では患者が最初の病院で受診した後、1〜2日で症状が回復しない場合、別の病院を巡って再診察を繰り返すという独特の習慣があるため、次々と別の医療機関に拡散したとしている。

一方、近日になって新規感染者が減少傾向にあることから、今月初めから韓国政府が実施してきたMERS対応強化策が一定の効果を挙げているとの見方を示した。

韓国・ソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)地区の町並み(資料)=2010年—本紙撮影

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