香港、観測史上最も暑い6月だった=平均気温29.7度
- 2015/7/4 10:07
- 香港・大湾区
今年(2015年)6月の香港は、1884年に観測を開始して以降、同月として最も暑かったことがわかった。
マカオの日刊紙「澳門日報」が7月4日付紙面で報じた内容によると、今年6月の香港の平均気温は29.7度で、2009年に記録した最高の29.0度を0.7度、平年の27.9度を1.8度上回った。また、今年6月の平均最低気温は27.7度、平均最高気温は32.3度となり、月平均、平均最低・最高気温のいずれも観測史上最高記録だったという。香港気象台は同月5回の酷熱(猛暑)警報を発出した。
例年にない暑さの要因については、北大西洋西部の亜熱帯性高気圧が西側に大きく張り出し、香港を含む華南地方にまで達したことによるという。同月の総日照時間は平年より46.7時間長い192.8時間、総降雨量は36%少ない291ミリだった。
香港ではこれから夏本番のシーズンを迎える。

真夏のような青空が広がった6月の香港=香港国際空港スカイピアにて—6月4日本紙撮影