マカオ政府金融管理局は8月7日、今年（2015年）第2四半期のクレジットカード統計を発表。今年6月末までにマカオの認可機構が直接または間接的に発行した個人向けクレジットカード総数は87万62枚となり、今年3月末から2.7%の増となった。

決済通貨別ではマカオパタカカードが前期末比2.9%増の62万8756枚、香港ドルカードが1.1%増の7万9035枚、人民元カードが2.9%増16万2271枚。なお、前年同期比ではマカオパタカカードが10.9%、人民元カードが9.1%のぞれぞれ増、香港ドルカードは2.6%減だった。

今年6月末時点でのマカオの認可機構が発行するクレジットカードの与信総額は195億パタカ（日本円換算：約3034億円）に達し、3月末から6.7%増。カード債券総額は21億パタカ（約327億円）あり、このうち支払い先送り分が未収債券の28.9％にあたる6.2億パタカ（約96億円）。支払い予定日から3ヶ月以上の未収金比率は今年3月末から0.19ポイント上昇の1.06％。

なお、今年第2四半期のマカオ発行クレジットカード決済総額は第1四半期から横ばいの43億パタカ（約669億円）。このうち、キャッシングが2.2億パタカ（約34億円）で、決済総額の5.0%を占めた。

マカオ金融管理局（資料写真）―本紙撮影