マカオ南部のコロアン島にあるトレッキングコース「ハクサダム・ファミリーウォーク」の崖下に転落した香港人の男性（34）が2日ぶりに救助されたという。

マカオの政府系放送局TDMが9月22日夜のラジオニュースで報じた内容によると、同日午後6時頃、付近を通りがかった市民から「声が聞こえる」と通報を受け駆けつけた消防局員が捜索を行ったところ、崖下で男性を発見したという。発見時、男性は体力が消耗している状態だったものの意識はしっかりしていたといい、搬送先の病院で治療を受けている。男性は2日前に足を踏み外して転落したと話しているとのこと。

ハクサダム・ファミリーウォークは豊かな自然の残るコロアン島の山中にあり、ハクサダムの周囲をめぐる全長約2650メートルのコース。比較的平坦な上、約30分で一周できることから、家族連れでも楽しめる入門コースとして知られている。

マカオ・コロアン島の山中にあるハクサダム（資料）—本紙撮影