香港・屯門とマカオの2港結ぶ新航路開設へ=ターボジェット、来年第1四半期予定

香港とマカオを結ぶ高速船サービス「ターボジェット」が来年(2016年)第1四半期にも香港・新界地区の屯門フェリーターミナルとマカオの外港フェリーターミナル及びタイパフェリーターミナルを結ぶ新航路に進出予定であることが明らかになった。

マカオの政府系放送局TDMが10月28日夜のラジオニュースで報じた内容によると、ターボジェットの親会社にあたる信徳(シュンタック)グループ傘下の港澳飛船公司が香港・屯門フェリーターミナルの7年間に渡る管理・運営権を香港特別行政区政府から獲得したといい、マカオの2つのフェリーターミナルを皮切りに、珠江デルタに位置する中国・広東省の主要港との間を結ぶ新航路を段階的に拡充していくとのこと。

ターボジェットは香港の香港島・上環、九龍半島・尖沙咀、ランタオ島・香港国際空港内スカイピアとマカオの外港フェリーターミナル、タイパフェリーターミナルを結ぶ航路などで高速船サービスを展開している。屯門とマカオ(外港)を結ぶ航路間については、かつて香港西北航運が短期間運航していたことがある。屯門は香港の西北部に位置し、新界地区最大の住宅地域であるほか、中国・シンセンとの出入境ゲートにも近い。

手前がターボジェットの高速船(資料)=香港島・上環のフェリーターミナルにて本紙撮影

手前がターボジェットの高速船(資料)=香港島・上環のフェリーターミナルにて本紙撮影

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