「黒社会」庇護して見返り受け取った疑い…マカオの警察官6人逮捕

マカオ司法警察局は1月15日午後に特別記者会見を開き、「黒社会」と呼ばれる犯罪集団を庇護し、見返りを受け取ったなどの疑いでマカオ治安警察局の警察官6人を同月14日に逮捕したことを明らかにした。

逮捕された6人の警察官の年齢は34〜52歳で、5人が現職、1人が約1年前に退職していたとのこと。また、現職の警察官5人のうち4人が情報部門、1人が出入境事務部門の所属だった。

司法警察局によると、同局が2013年に摘発した巨額の高利貸し事件について捜査を進める中で、警察官による関与の疑いが浮上したという。

今回逮捕された警察官6人は、4年以上に渡って高利貸しグループに対して機密情報の提供やマカオへの入境が禁止された人物の往来を手助けするなどの便宜を図り、その見返りとして少なくとも183万パタカ(日本円換算:約2680万円)の不法な利益を得ていた疑いが持たれている。

黒社会を庇護して見返りを受けたったなど疑いで逮捕された6人の警察官(写真:マカオ司法警察局)

黒社会を庇護して見返りを受けたったなど疑いで逮捕された6人の警察官(写真:マカオ司法警察局)

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