春節ホリデー前半、香港訪れた中国本土旅客1割減=マカオと明暗分ける

中華圏を中心に大型連休となる春節シーズンだが、連休前半に香港を訪れた中国本土旅客の数が前年から1割を超える減少だった一方、マカオではプラスとなり、明暗が分かれる形となった。

香港の民放局TVBが2月12日夜のニュースで報じた内容によると、2月7日から2月10日(大晦日〜三箇日)までの4日間に香港を訪れた中国本土旅客の数は前年の同じ時期から11%減となるおよそ59万人、中国本土以外からの旅客についても1%減だったとのこと。

香港政府は大規模イベントとして2月8日に国際パレード、9日に花火大会を相次ぎ開催したが、旅客増には結びつかなかった。

一方、マカオ政府旅遊局(観光局)が公表した4日間の集計によると、中国本土からマカオを訪れた旅客数は6.7%増の38万9685人、中国本土以外を含む全体では5.2%増の54万8536人だった。

昨年、中国本土から香港・マカオを訪れる旅客数はいずれも前年から減少となった。なお、春節元旦にあたる2月8日深夜から9日未明にかけて香港の繁華街・旺角(モンコック)で大規模な騒乱が発生したことを受け、中国本土旅客の間で訪問先を香港からマカオへ変更する動きもあるとの見方もある。

香港の町並み。九龍半島・尖沙咀からヴィクトリアハーバー越しに香港島のビル群を望む(資料)—本紙撮影

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