50代韓国人男性がマカオの日系ホテルで転落死
- 2016/2/16 8:02
- 社会・政治
2月15日午後5時50分頃、マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内のホテルオークラマカオ門外のひさし部分で同ホテル8階から転落したとみられる男性が発見された。
マカオ警察当局の発表、マカオの政府系放送局TDMの同日夜のラジオニュース、マカオの日刊紙澳門日報が2月16日に報じた記事を総合すると、転落したのは同ホテルに宿泊していた52歳のウォン姓の韓国人男性とのこと。消防が現場に駆けつけた際、男性の身体には出血及び複数箇所の骨折が見受けられ、救急搬送した時点ですでに心肺停止だったという。その後、同日19時に搬送先の病院で死亡が確認された。
マカオ司法警察局は同日深夜、詳しい死因の特定については検死結果を待つ必要があるが、遺体を検査した際、墜落時のもの以外に特に疑わしい傷跡が見当たらなかったとして、事件性はないとする初期調査結果を明らかにした。
近年、マカオを訪れる韓国人旅客が急増しており、2014年に初めて年間50万人の大台を突破し、過去最高の55.4万人を記録。2015年は夏期に流行したMERS(中東呼吸器症候群)の影響を受けて一時落ち込んだことから前年から0.1%減となったが、2年連続で大台を突破した。訪マカオ旅客に占める国・地域別の順位では中国本土、香港、台湾に次ぐ4位で、5位の日本(28.2万人)を大きく上回る。