中国の子供に人気の海外旅行先トップ10に東京・大阪入る=香港が1位、マカオは10位

近年、中国本土では海外旅行ブームが拡大している。このほど、中国の大手旅行予約サイト、シートリップが中国人(本土)の子供の航空機を使った海外旅行動向に関する調査レポートを発表した。

以下、リポートの内容を抜粋して紹介する。

中国の子供たちの間で人気の海外旅行先(香港、マカオ、台湾を含む)の都市別ランキングでは、香港がトップだった。2位以下は台北、バンコク、シンガポール、プーケット、ソウル、東京、大阪、チェンマイ、マカオの順。

2016年第1四半期(1〜3月期)に海外で休暇を過ごしたという中国の子供の数は前年の同じ時期から82%増だった。また、航空機を利用して旅行に出かけた子供の数は増加し、平均年齢は低下傾向にあるとのこと。6歳以下の旅行者は同3ポイント増の51%に達している。さらに、航空券販売データを元にした中国人の子供の渡航先は132の国と地域に達したという。

中国で子連れの海外旅行が普及する背景には、改革開放が進み、急速な経済成長を遂げた1970年代以降に生まれた世代が親となり、金銭的な余裕に加え、旅行を教育のひとつとして重要視する考え方が広がっていることなどがあるとみられる。

中国・上海の浦東国際空港(資料)—本紙撮影

中国・上海の浦東国際空港(資料)—本紙撮影

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