中国本土旅客の「爆買い」スローダウン…マカオのQ2旅客消費総額4.5%減

マカオは人口65万人、面積30平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。

昨年(2015年)の訪マカオ外客数は前年から2.5%減となる延べ3071万4628人で、2年連続3000万人の大台を突破。このうち66%を中国本土旅客が占めた。今年第2四半期(2016年4〜6月)の訪マカオ外客数は前年の同じ時期から0.5%減となる730万7190人で、中国本土旅客の占める割合は前年通期同様の66%となっている。

中国本土旅客といえば、日本での「爆買い」が大きな話題となったが、昨今ではすっかり鳴りを潜めている報道も目立つ。かつてはマカオでも同様の光景が繰り広げられていたが、実は日本での爆買いブームが注目された頃から、すでに減速が始まっていた。

マカオ政府統計調査局は8月19日、今年第2四半期の旅客消費調査(ギャンブル消費を除く)を結果を公表。総消費額は前年の同じ時期から4.5%減、今年第1四半期から1.4%増の115.4億パタカ(日本円換算:約1449億円)だった。なお、昨年通期では17.2%減となり、2010年の調査開始以来初めてのマイナスを記録。今年第1四半期からはやや上向きとなったものの、上半期累計でマイナスから抜け出すには至っていない。

旅客1人あたり平均消費額は前年の同じ時期から4.0%減、今年第1四半期から3.4%増の1601パタカ(約2万100円)。国・地域別のトップは中国本土旅客だったが、金額は前年の同じ時期から8.0%減の1850パタカ(約2万3227円)にとどまった。なお、日本旅客が12.1%増の1731パタカ(約2万1733円)で2位となったほか、香港、台湾、マレーシアなど中国本土以外の主要市場では軒並み1割前後の増を記録した。

消費の内訳については、ショッピングが43.4%、宿泊が26.8%。旅客1人あたりの平均ショッピング消費額は7.6%減の694パタカ(約8713円)、中国本土旅客に限ると10.0%減の958パタカ(約1万2028円)。

なお、マカオの月次カジノ売上が今年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなるなど、経済の柱となるカジノ業界の低迷も長期化している。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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