マカオ大学「中葡バイリンガル教育・訓練センター」開設

マカオ大学で5月26日、「中葡バイリンガル教育・訓練センター」の除幕式が開催された。今後、同センターを拠点に、ポルトガル語教育と中国及びポルトガル文化の学術研究を行うという。

マカオ大学の趙偉(チャオ・ウェイ)学長は、中国語を母語とするポルトガル語学習者を対象とした研究のデータベース化、ポルトガル語圏諸国の文化に関する事典の編纂及び出版などを通じ、中国語とポルトガル語のバイリンガルの育成したいと述べた。

マカオは1999年12月20日にポルトガルから中国へ返還されて以降もポルトガル語が公用語のひとつとなっているほか、ポルトガルをベースにした法律、経済体系も多く残ることから、近年では中国におけるポルトガル語圏諸国との窓口役として、あらためて脚光を浴びる存在となっている。

マカオ大学「中葡バイリンガル教育・訓練センター」除幕式=5月26日(写真:GCS)

マカオ大学「中葡バイリンガル教育・訓練センター」除幕式=5月26日(写真:GCS)

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