マカオ国際花火コンテスト、前回優勝の日本代表・丸玉屋小勝煙火店が2年連続出場

マカオ政府旅遊局(MGTO)は7月27日、毎年秋の恒例イベントとなるマカオ国際花火コンテストについて、今年(2017年)の第29回大会を9月2、9、16、23日及び10月1日にマカオタワー正面海上で実施すると発表した。

マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴となる。

今大会の出場国は打ち上げ順にオーストラリア、オーストリア、英国、フランス、日本、フィリピン、ドイツ、イタリア、ポルトガル、中国と発表された。各日2チームずつ(午後9時及び午後9時40分)の打ち上げが予定されている。

なお、日本はこれまで優勝8回、2位5回、3位2回を誇る。今大会に日本代表として出場するのは前回大会に引き続き、東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店。打ち上げ作品のテーマは「クオリティ・オブ・ファイヤーワークス(花火品質)」とのこと。打ち上げスケジュールは9月15日(土)の午後9時。同社は昨年の28回大会と1993年の第5回大会で優勝、2007年の第19回大会で3位という好成績を残している。

【8月25日情報更新】
マカオ政府は台風13号による甚大な被害からの復旧作業を優先するため、第29回マカオ国際花火コンテストの開催中止を決定。

絶好の花火鑑賞スポットとなる南灣湖畔の「アニム・アルテ・ナンワン」(写真:MGTO)

絶好の花火鑑賞スポットとなる南灣湖畔の「アニム・アルテ・ナンワン」(写真:MGTO)


第29回マカオ国際花火大会概要発表記者会見の様子=2017年7月27日、マカオタワー(MGTO)

第29回マカオ国際花火大会概要発表記者会見の様子=2017年7月27日、マカオタワー(MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオ…
  2.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  3.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun