マカオ警察、1ヶ月に及ぶ一斉取り締まりで497人送検

広東省公安庁、香港警務処、マカオ警察総局が連携し、越境組織犯罪の抑止と摘発、区域内の治安維持などを目指す「落雷17」作戦について、今年(2017年)3月5日から6月10日の第1弾に続き、8月1日から31日にかけて第2弾が実施された。

マカオ警察総局は9月6日、落雷17作戦第2弾のマカオ分の成果を発表。期間中、延べ(以下同)3582人の警察官を動員して、カジノ、ゲームセンター、ネットカフェ、ビリヤード場、カラオケ店、ディスコといったレジャー・娯楽関連施設へ延べ176回の立ち入り検査を行なったほか、違法売春が行われていると疑われたり、青少年が集まる場所への巡回を実施したとのこと。

1ヶ月間の調査対象者数は8256人で、このうち1299人の身柄を拘束して詳しい調査を行い、396件、497人を送検した。薬物関連が14件、21人、高利貸しが65件、117人。高利貸しのうちおよそ半数が監禁を伴うもの事案だったという。

マカオ警察総局では、マカオにおける治安環境は安定を維持しているとしたものの、今後も広東省、香港、マカオの警務協力及び情報交流を強化し、越境犯罪の撲滅と区域間の安全と安定の維持に努めるとした。

「落雷17」作戦第2弾、カジノフロアで身分証の確認を行う警察官ら(写真:マカオ警察総局)

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