マカオのパンダ、オスのカイカイが9歳の誕生日迎える

マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンでは、1組のつがい(オス:カイカイ、メス:シンシン)と昨年(2016年)6月26日に誕生した双子(いずれもオス)の4頭のジャイアントパンダが飼育されている。

このうち、カイカイが8月24日に9歳の誕生日を迎えた。折しも、前日に台風13号(国際名:ハト)がマカオへ襲来し、人的、物的に甚大な被害が発生。マカオジャイアントパンダパビリオン及び4頭のパンダは無事だったが、同館のある公園は大きな被害を受けたことから、およそ1週間にわたって臨時休館を余儀なくされた。なお、同館及び公園は9月2日から一般公開を再開した。

マカオジャイアントパンダパビリオンでは、パンダの誕生日には地元の子供たちらを招いて華やかなバースデーパーティが開催するのが恒例となっている。しかし、今回のカイカイの誕生日については、臨時休館中とあって、スタッフのみで開催されたとのこと。当日、カイカイには飼育スタッフ手作りの高繊維ビスケットや果汁シャーベットを使った特製ケーキが提供された。

カイカイはメスのシンシン(10歳)とともに2014年12月にマカオ返還15周年を記念して中国中央からマカオへ贈られることが決まったもので、一昨年4月30日に四川省のパンダ保護研究センターからマカオへ空路到着し、同年6月1日からマカオジャイアントパンダパビリオンで一般公開がスタートした。今回がマカオで迎える4回目の誕生日となる。

マカオジャイアントパンダパビリオンの入館料は10パタカ(約140円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。

バースデーケーキに興味津々のカイカイ=2017年8月24日、マカオジャイアントパンダパビリオン(写真:IACM)

バースデーケーキに興味津々のカイカイ=2017年8月24日、マカオジャイアントパンダパビリオン(写真:IACM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月30日、中国本土の警察当局と連携し、「練功券」と呼ばれる銀行員のトレーニン…
  2.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、今年(2024年)4月の月次カジノ売上(粗収益、…
  4.  マカオでは例年通り5月1日に海開きを迎えた。10月31日までがマカオの遊泳シーズンとなる。 …
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun