9月15日午後3時30分頃、中国本土からマカオを訪れていたギャンブラーの男性がコタイ地区のカジノ施設でバカラゲームを終えた後、椅子の背もたれに掛けていたバックがなくなっていたことに気づき、警備スタッフに救助を求めたという。

警備スタッフが監視カメラ映像を確認したところ、カジノ専門スリ集団と思われる4人の男がターゲットを探す姿や、人目につかないよう役割分担した上で被害者のバッグを盗んだところが映っていたという。また、4人が午後4時時点でカジノフロア内にいることがわかったり、まもなく4人を取り押さえることに成功。4人の身柄はカジノに駐在する司法警察局の警察官に引き渡された。

被害者によれば、バッグとバッグの中身の総額は9万香港ドル（日本円換算：約128万円）に上るという。警察は、被疑者4人（いずれも中国本土出身で自称無職、年齢27〜44歳）について、加重窃盗罪で送検する方針。

マカオ司法警察局（資料）—本紙撮影