中国の一部の大学にはマカオから進学を希望する学生のための「枠」が存在する。清華大学や復旦大学といった超名門校も含まれている。この枠を使って進学する学生は「保送生」と呼ばれ、高校時代の成績及び試験で選抜される。

マカオ政府高等教育支援オフィスは9月20日、中国教育部の支持の下、来年（2018年）の保送生の人数枠が今年の930人分から958人分へ拡大すると発表した。また、大学数も10校増の67大学（華僑学生が中心の暨南大学、華僑大学は含まず）となる。新たにマカオ学生向けの枠を設ける大学の中には北京電影学院、広州美術学院など、芸術性や専門性の高いところも含まれる。

なお、今年の保送生の数は723人で、過去最高を記録した。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）