マカオジャイアントパンダパビリオンの面積2割拡張へ…屋外活動スペース増やす=18年春にも着工

現在、マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園にあるマカオジャイアントパビリオンでは、2015年にやってきた1組のつがいと、その子供にあたる2016年に同館で生まれた双子(いずれもオス)の計4頭が飼育、展示されている。

マカオの動植物園行政を管轄するマカオ政府民政総署の梁冠峰管理委員会委員は11月27日、同館の拡張計画について、すでに設計が完了したことを明らかにした。屋外活動エリアと獣舎部分を拡張するとし、工事完成後の面積は現状の2割増になるとのこと。目下、ジャイアントパンダの屋外活動に適したシーズンに当たるため、着工時期は(気温が上がる)来年(2018年)春以降になる見通し。

マカオジャイアントパンダパビリオンは2009年のマカオ返還10周年を記念して中国中央政府から1組のつがいが贈られることが決まったことを受けて建設されたもので、2011年1月にオープンした。床面積は約3000平米で、このうちジャイアントパンダの活動及び展示に使われるのが約330平米の屋内活動エリア2つと約600平米の屋外活動エリアとなる。同館の入館料は10パタカ(約140円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。

マカオの双子の赤ちゃんパンダ、兄の健健(右)と弟の康康(左)=2017年2月-本紙撮影

マカオの双子の赤ちゃんパンダ、兄の健健(右)と弟の康康(左)=2017年2月-本紙撮影

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