乗客の忘れ物のスマホを着服…マカオのタクシー運転手逮捕

マカオ治安警察局は1月15日、乗客の忘れ物のスマートフォンを着服したとして、50代のタクシー運転手の男を逮捕したと発表した。

警察発表によれば、タイパ島にあるホテル前からマカオ半島中心部までタクシーを利用したマカオ市民の女性が下車後車内にスマートフォン1台を忘れたことに気づき、警察に通報。警察が捜査に着手し、1月12日に当該運転手の身柄の拘束に成功するとともに、スマートフォンを発見したという。警察では、被疑者を拾得物不当占有の罪で送検する方針。

近年、マカオでは一部の悪質なタクシー運転手によるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となっている。消費者利益及び観光都市としてのイメージを著しく毀損する行為として警察と交通当局がパトロールを強化して臨んでいるものの、依然暗躍が続いている状況だ。

タクシー運転手が着服した忘れ物のスマートフォン(写真:マカオ治安警察局)

タクシー運転手が着服した忘れ物のスマートフォン(写真:マカオ治安警察局)

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