マカオ、25歳女性が入浴中に一酸化炭素中毒…換気不良原因か

マカオ政府衛生局(SSM)は2月10日、総合病院の鏡湖醫院から家庭での一酸化炭素中毒事件が1件発生したとの通報があったと発表。

事件はマカオ半島南部の住宅で同月9日午後6時頃発生。25歳の女性が入浴していたというが、家族が約25分後に確認したところ、浴室内で倒れているのを発見し、消防に通報。救急隊が駆けつけた際、女性は意識を回復していたというが、救急車で鏡湖醫院に緊急搬送された。病院で血液検査を実施したところ、軽度の一酸化炭素中毒と判明。入院治療を受けており、容体は安定しているという。

浴室内にはプロパンガスの給湯器が設置されており、患者の家族は窓がわずかに開けられていた状態だったと話しているとのこと。SSMでは、換気不良から一酸化炭素が浴室内に充満したものではないかとしている。

近日、マカオでは入浴中の一酸化炭素中毒事件が相次ぎ発生し、1件の死亡事案もあった。SSMでは、市民に対して適切な換気や器具の点検など、安全確保に努めるよう強く呼びかけている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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