マカオ、今冬3例目のインフルエンザ死亡例…肺炎併発の68歳男性

マカオ政府衛生局(SSM)は2月24日、前日夜にB型インフルエンザに感染し、肺炎を併発した68歳の男性が死亡したと発表した。

SSMによれば、男性は2月8日に発病し、13日から総合病院の鏡湖醫院に入院。その後、肺炎を併発、19日に仁伯爵綜合醫院に転院し、呼吸器を使った治療が続けられていたという。この男性のほか、前月には未接種でA型インフルエンザウイルスに感染した4歳の女児が溶血性尿毒症症候群(HUS)、20日未明には肺炎を併発した90歳の男性が亡くなっており、今冬のインフルエンザによる死者は3人となった。また、現時点で3人の重症患者がおり、3人の死亡者も含め、予防接種を受けていなかったとのこと。

今年(2018年)1月1日から2月24日までのマカオにおける人口10万人あたりのインフルエンザ重症化率と死亡率はそれぞれ0.93、0.47となっている。

SSMでは、マカオにおけるインフルエンザの流行はピーク期よりもやや緩和しているが、依然として高水準にあるとしている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は6月2日、中国本土の公安当局と共同で2組のクロスボーダー犯罪グループを摘発した…
  2.  マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として、2019年12月にマカオLRT(Light Ra…
  3.  マカオの食品安全行政を管轄する市政署(IAM)は6月1日、同署が定例実施する食品に対する無作為検…
  4.  マカオ航空日本支社によれば、きょう(6月1日)から同社成田路線(マカオ出発便)のビジネスクラスで…
  5.  マカオ政府財政局(DSF)が6月1日に公表した最新統計によれば、今年(2023年)5月前半の住宅…

ピックアップ記事

  1.  このほど、ユネスコ「世界の記憶(記憶遺産)」リストに「マカオ功徳林アーカイブと手稿(1645-1…
  2.  「ハリー・ポッター:ザ・エキシビション(Harry Potter: The Exhibition…
  3.  マカオの統合型リゾート(IR)「ザ・ヴェネチアン・マカオ」運営会社は5月15日、東京発の国際的な…
  4.  マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴…
  5.  仏ミシュラン社は4月26日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

イベントカレンダー

6月 2023
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   
« 5月   7月 »

月刊マカオ新聞

2023年6月号
(vol.120)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る