国際カジノ大手ウィンリゾーツが18年1〜2月業績発表…経営トップ交代もマカオ事業好調維持

国際カジノリゾート運営大手ウィンリゾーツ(本社:米国・ラスベガス)は3月8日、今年2月初旬に創業者で会長兼CEOのスティーブ・ウィン氏が辞任し、マット・マドックス氏がCEO職に就いたことを受け、過渡期となった今年(2018年)1〜2月の業績発表を行った。

同社はマカオ子会社を通じてウィンマカオ、ウィンパレスの2つの大型カジノIR(統合型リゾート)を運営している。今年1〜2月のウィンマカオの調整後プロパティEBITDAは1.37億〜1.43億米ドル(日本円換算:約146〜153億円)で、前年同期比25.69〜31.19%増、売上高は18.78%増の4.18億米ドル(約446億円)。ウィンパレスの調整後プロパティEBITDAは1.38〜1.44億米ドル(約147〜154億円)で79.22〜87.01%増、売上高は37.35%増の4.37億米ドル(約466億円)といずれも好調を維持した。

旧正月シーズン10日間(2月16日〜25日)の全社の調整後EBITDAは前年の同じ時期から46%の大幅増。マカオ事業、中でもウィンパレスの大幅な身長のほか、ウィンラスベガスについても顕著なゲーミング(カジノ売上)の増があったとのこと。

大型IR「ウィンパレス」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月本紙撮影

大型IR「ウィンパレス」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月本紙撮影

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