マカオ税関、密輸食材使用のレストラン摘発…未検疫の野菜や肉類など約400キロ分押収

マカオ税関(澳門海關)は6月13日、民政総署食品安全センターが市内のレストラン及び食品取扱店を対象とした合同取り締まりを実施したと発表。

今回の取り締まりにおいて、市内11軒のレストラン及び食材収集者1名が未検疫食材の販売及び密輸に関わっていたとして食品安全法に基づき起訴し、野菜226キログラム、肉類134キログラム、加工食品87キログラムを押収したとのこと。有罪となった場合は最高5年の禁固刑または600日分の罰金、行政処分の場合は5万〜60万パタカ(日本円換算:約68万〜817万円)の罰金がそれぞれ科されるという。

マカオ税関では、民政総署食品安全センターと協力してレストラン及び食材販売所の巡回及びあらゆる手段による密輸の取り締まりを継続し、出所不明の食品のマカオへの流入を阻止に努め、マカオにおける食の安全を維持するとしている。

マカオ税関と民政総署食品安全センターによる取り締まりの様子(写真:澳門海關)

マカオ税関と民政総署食品安全センターによる取り締まりの様子(写真:澳門海關)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun