マカオ、国慶節大型連休5日目までの中国本土からのインバウンド旅客数26.1%増の59万人

中国の建国記念日にあたる国慶節の大型連休(10月1〜7日)を迎えている。訪マカオ旅客数に占める中国本土旅客の割合はおよそ7割となっており、連休中には特に多くの中国本土旅客の来訪が予想されている。

マカオ政府旅遊局が10月6日に公表した連休初日から5日目までの訪マカオ旅客数統計データによれば、5日間累計の総インバウンド旅客数は前年同時期から17.0%増の69万8154人で、中国本土旅客に限ると26.1%増となる59万2183人。全体に占める中国本土旅客の割合は84.8%に上った。

ここ数日、インバウンド旅客の増大に伴い、マカオ半島旧市街地の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡周辺では、夕方の時間帯を中心に歩行者の導線を一方通行化するといった交通規制がしばしば実施されている。

近年、訪マカオ旅客数は右肩上がりに増加しており、昨年は過去最高となる約3250万人に達した。

【資料】2018年国慶節連休のインバウンド旅客数(カッコ内は前年比)
・10月1日:全体=13万1971人(18.4%増)
/うち中国本土旅客=11万1643人(35.5%増)
・10月2日:全体=14万4212人(10.8%増)
/うち中国本土旅客=12万4788人(20.5%増)
・10月3日:全体=14万7996人(13.3%増)
/うち中国本土旅客=12万7803人(18.8%増)
・10月4日:全体=13万8122人(51.8%増)
/うち中国本土旅客=11万6608人(70.3%増)
・10月5日:全体=13万5853人(1.6%増)
/うち中国本土旅客=11万1341人(3.5%増)
>10月1〜5日累計:全体=69万8154人(17.0%増)
/うち中国本土旅客=59万2183人(26.1%増)
※データ出典:マカオ政府旅遊局

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun