マカオで平成最後の天皇誕生日祝賀レセプション開催

在香港日本国総領事館は12月11日、マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内にあるホテルオークラマカオで天皇誕生日祝賀レセプションを開催した。

セレモニーでは和田充広総領事(大使)とマカオ特別行政区行政長官代理として経済財政庁の梁維特(ライオネル・リョン)長官が登壇。その後の懇親会では出席した日本と関わりの深いマカオの政財界関係者、マカオ在留邦人らの交流の輪が広がり大いに賑わった。

マカオ政府を代表して挨拶を行った梁長官は、マカオにとって日本は重要な貿易パートナーのひとつとして、そして最も人気の旅行先であり、今年マカオで複数開催された日本との文化交流イベントが成功したことなどを挙げ、今後も経済、文化、教育ほか幅広い分野での相互交流拡大を期待すると述べた。梁長官自身も、先週京都を訪れたばかりとのこと。

和田充広総領事は、マカオから日本への旅行者の増加傾向が続き、日本におけるIR法の成立、港珠海澳大橋の開通など、日本とマカオの双方にとってビジネス機会の増大が見込まれることから、今後交流がますます緊密になると見込まれるほか、マカオがユネスコ食文化創造都市として認定され、食や芸術といったソフト面でもより一層の交流強化が期待できると述べた。また、自身のマカオ初訪問は1984年に中国語を学ぶため香港の中文大学に留学した頃だったとし、エキゾチックな雰囲気が印象に残っているとのエピソードも披露した。

現在、マカオには日本公館がなく、在香港日本国総領事館の管轄エリアとなっている。同館は平成に入って以降、30回にわたってこの時期に香港、マカオのそれぞれにおいて天皇誕生日レセプションを開催してきた。

マカオ政府経済財政庁の梁維特長官(左)と和田充広駐香港日本国総領事(右)による乾杯のセレモニー=2018年12月11日、ホテルオークラマカオ(写真:GCS)

マカオ政府経済財政庁の梁維特長官(左)と和田充広駐香港日本国総領事(右)による乾杯のセレモニー=2018年12月11日、ホテルオークラマカオ(写真:GCS)

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