港珠澳大橋マカオ側イミグレーション経由の出入境者数が単日最多記録更新…返還記念日の12月20日に5万8000人

中国が国家プロジェクトとして推進してきた香港と珠海(広東省)、マカオの三地をつなぐ「港珠澳大橋(ホンコン・ジュハイ・マカオ・ブリッジ)」が10月24日午前9時に正式開通した。

マカオ半島北東沖に造成された人工島上にあるマカオ側イミグレーションからは、香港及び珠海との間をそれぞれ往来することができる。香港へはシャトルバスで約40分、珠海へはイミグレーションビル内の徒歩移動で済む。

マカオ治安警察局は12月21日、マカオ特別行政区成立記念日(返還記念日)にあたる12月20日(木)に港珠澳大橋マカオ側イミグレーションを経由した出入境者数が単日最多記録を更新する延べ5万8000人に達したと発表した。これまでの最多は11月24日(土)の3万4000人だった。

返還記念日はマカオの公休日で、多くの市民が開通したばかりの大橋を利用して香港へ向かったようだ。橋を往来するシャトルバスはピーク時におよそ2時間の待ち時間を要し、政府がバス会社に増発を要請していた。

治安警察局では、人出は多かったが、秩序は良好で、通関もスムーズだったとした。

出入境者数が過去最多を記録した2018年12月20日の港珠澳大橋マカオ側イミグレーションの様子(写真:マカオ治安警察局)

出入境者数が過去最多を記録した2018年12月20日の港珠澳大橋マカオ側イミグレーションの様子(写真:マカオ治安警察局)

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