マカオ国際空港の駐機可能数が40機分に…東側駐機場に3機分を増設

マカオ国際空港運営会社のCAMは2月1日、近年のマカオ国際空港の業務拡大と航空交通量上昇を受けて実施した東側駐機場の改善工事が完了し、駐機可能数が6機分から9機分になったと発表。民航局による最終検査をパスした後、速やかに使用を開始するとした。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。開港当時の駐機可能数は24機で、今回の増設分を含めて現在は40機分にまで拡充されたとのこと。CAMでは、今年中にも旅客ターミナルビル南側拡張工事に伴い、南側駐機場の改善も行うとし、さらに駐機可能数が増える見込みとした。

近年、マカオ国際空港の旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。現在、日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便に、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

マカオ国際空港の東側駐機場(写真:CAM)

マカオ国際空港の東側駐機場(写真:CAM)

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