マカオ、春節GW6日目のインバウンド旅客数約20.5万人…対前年30.3%増=6日間累計27.4%増の104.8万人で前年超え

今年の春節(旧正月)は2月5日。旧暦の大晦日にあたる4日から10日までの7日間がいわゆる「春節ゴールデンウィーク」とされる。

マカオ政府旅遊局(MGTO)は10日、治安警察局提供データをもとに新春5日目となる9日のインバウンド旅客数を公表。全体では前年同期から30.3%増の20万5486人(延べ、以下同)、中国本土旅客に限ると26.1%増の15万7548人に上り、いずれも6日間で3番目に多い数字だった。

4〜9日の6日間累計でみると、全体では前年同期から27.4%増の104万8060人、中国本土旅客に限ると26.0%増の76万8817人。全体に占める中国本土旅客の割合は73.4%。

入境ルート別では、昨年10月に開通したばかりの港珠澳大橋のマカオ側イミグレーション経由が6日間累計で16万8767人となり、海路ルートの主な玄関口となる外港フェリーターミナルの12万4050人を大きく上回っている。

MGTOでは、春節GW7日間(2月4〜10日)のインバウンド旅客総数について、前年同時期から9〜10%増のおよそ100万人になるとする事前予測を発表していたが、好天に恵まれているほか、港珠澳大橋の開通効果などもあって、これまでのところ大幅に上振れして推移。GW6日目終了時点で早くも前年の累計を上回った。

GW期間中、マカオ随一の観光名所として知られるマカオ半島の歴史市街地区一帯では連日激しい混雑が続いており、歩道の一方通行化などの交通規制が敷かれる時間帯も多くなっている。

マカオ歴史市街地区の混雑の様子(資料)-セナド広場(写真:マカオ治安警察局)

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