マカオ、労働節ホリデー4日間のインバウンド旅客数過去最多の63.7万人に…ホテル客室稼働率は96.2%

中国本土で4連休(5月1〜4日)となる労働節ホリデー(五・一假期)シーズンは年間延べ約3580万人(昨年実績)のインバウンド旅客を誇るアジア有数の観光都市マカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

マカオ政府旅遊局(MGTO)は5月5日、労働節ホリデー4日間の観光関連統計を公表。4日間のインバウンド旅客数は過去最多となる63万6644人に達した。前年は中国本土が3連休(2018年4月29日〜5月1日)だったことから、最初の3日間(2019年5月1〜3日)で比較した場合、対前年37.0%増の53万1503人。中国本土旅客に限ると42.7%増の43万6679人で、全体の82.2%を占めた。MGTOでは、インバウンド旅客が大幅増となった理由について、中国本土における旅行意欲の向上に加え、(昨年10月24日に開通した)港珠澳大橋の存在が後押ししたことを挙げた。

また、目前のマカオのホテル(簡易宿泊施設等含む)の提供客室数は4万0162室とのこと。労働節ホリデー期間中のホテル客室稼働率は前年から1.9ポイント上昇の92.2%、1泊1室あたり客室単価は16.7%上昇の1882.2マカオパタカ(日本円換算:約2万5700円)だった。

マカオ治安警察局では通関をスムーズにするため出入境審査窓口を増やして対応したとのこと(写真:マカオ治安警察局)

マカオ治安警察局では通関をスムーズにするため出入境審査窓口を増やして対応したとのこと(写真:マカオ治安警察局)

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